新年のご挨拶：コロナ禍の新年
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学生の皆さん
新年明けましておめでとうございます。
感染拡大が止まらないコロナ禍での新年、皆さんいかがだったでしょうか。皆さんにとっては不完全燃焼の思いが強かったのでは？ 首都圏では緊急事態宣言が発出されました。収束にはまだまだ時間がかかりそうです。
今まさに私達は、パンデミックとは何かを肌で感じ取っています。この経験は感受性の高い皆さんになんらかの影響を与えるはずです。日常を大切にし、愛優輝の精神で行動しましょう。パンデミックの今「人を愛し、人に優しく」は非常に大事だと思っています。
授業は残り1ヶ月、今までと同様オンラインと対面を併用して行いますが、何か 質問や要望があればご連絡ください。相談事がある場合もご連絡下さい。しっかりサポートします。また、2年生あるいは3年生の皆さんは卒業を控えていますので体調管理には十分留意してください。
昼夜を問わず最前線で命を守るために戦っておられる医療従事者の方々に、「私達一人一人が感染防止を意識して行動すること」により感謝の意を表したいと思います。
そこで、あらためて、次のことには十分に留意して、行動しましょう。
〜本学ＨＰ新型コロナウイルスに関する大学からのお知らせ(１２月15日)から〜
・マスク、手指消毒、咳エチケットなどの基本的な対策を徹底。
・同居する家族以外との会食等は控える。(会食中に話をする時にはマスク着用)
・外食では飛沫防止対策を取った飲食店を利用。
・不要な外出を控える。
ところで、今年は丑年です。以下は高村光太郎の道程に収められている詩「牛」からの抜粋です。この詩を読むと、私は少年の頃の牛と戯れていた想い出が蘇り、励まされることが度々ありました。
やっぱり牛はのろのろと歩く
牛は急ぐことをしない
牛は力一ぱいに地面を頼って行く
自分を載せている自然の力を信じきって行く
空虚に思えるとしても「今は忍耐の時、忍耐は希望をもたらす」はずです。
2021年1月7日
山陽女子短期大学長 石永正隆
